2019年 12月 の投稿一覧

カツオ | 犬の手作りごはんおすすめ食材

刺身やたたきで人気のカツオ。犬も美味しくいただけます。貧血防止に効果的なビタミンB12、血合い部分には鉄分が豊富です。

アミノ酸バランスも良く、ビタミン、ミネラルも豊富

カツオはアミノ酸バランスも良く、犬も効率よく利用できる良質のタンパク源です。

ビタミンB12が豊富

カツオにはビタミンB12が豊富です。ビタミンB12は赤血球に含まれるヘモグロビンの合成を助ける物質です。正常な赤血球を作るのに欠かせないビタミンです。

血合い部分は栄養の宝庫

色や独特の味から避けらることもある血合い部分、実は栄養の宝庫です。

ビタミンA、ビタミンB群、ナイアシン、鉄、タウリンが豊富です。

EPA・DAHも豊富

カツオには青魚の特徴でもある不飽和脂肪酸のEPA、DHAが豊富です。

【EPA】魚類の油脂(本鮪の脂身、ブリ、ハマチ、さんまなど)に多く含まれる。動脈硬化、高血圧、痴呆の予防、LDL(悪玉)コレステロールの低下

【DHA】魚類の油脂(マイワシ、本鮪の脂身、鯖、ブリ、さんまなど)に多い。抗血栓作用、脳卒中、高血圧、動脈硬化の予防LDL(悪玉)コレステロールの低下アレルギー症状の改善

犬への与え方

生のお刺身でも、表面を炙ったタタキでもお好みで。出来るだけ新鮮なものを与えてください。

そば | 犬の手作りごはんおすすめ食材

蕎麦を好んで食べる犬はたくさんいます。蕎麦はビタミン・ミネラル類が豊富で低カロリー。犬が好む肉や野菜と組み合わせて与えるのがおすすめです。

蕎麦はビタミン類が豊富

ビタミンB1や、ビタミン様物質(ビタミンと似た働きをする物質)であるルチンが豊富です。

ビタミンB1は糖質をエネルギーに変える際、欠かせない物質です。

生麺・乾麺で栄養素が異なる

生麺を茹でた際にできる「そば湯」にはビタミン様物質ルチンが豊富に溶け込んでいます。犬に生蕎麦を茹でてあげた際には、冷ましたそば湯もセットで飲ませてあげるのがおすすめです。

そばの栄養素を生かすのであれば、生麺でも特にそば粉比率の高いものがおすすめです。そば粉比率が低く、小麦粉の比率が高いものは、そば粉特有の栄養素の摂取は期待できません。

乾麺は便利ですが、乾麺を茹でた汁にはルチンはほとんど含まれません。目的に応じて使い分けるのがおすすめです。

ルチン

ポリフェノールの一種。ポリフェノールは植物の含まれる色素やあく、渋み、苦味の成分です。抗酸化作用を持つことで注目されています。

ルチンも抗酸化作用を持ち、ビタミンCの働きを助けます。

蕎麦の楽しみ方

犬に蕎麦を与える場合は、肉や野菜と合わせてバランスをとります。

鶏肉を茹でた出汁をそばに加え、鶏肉や小松菜などの青み野菜を乗せれば犬も美味しく食べられます。

年越しそばなど季節のメニューも是非犬と一緒に楽しんでみてください。

玄米 | 犬の手作りごはんおすすめ食材

精製前の米である玄米にはビタミンB1が豊富です。白米の3倍もの食物繊維を含みます。

精製前の外皮にはビタミンB1と食物繊維が豊富

精白された白米とは異なる味わいや食感が人気の玄米。含まれる栄養素も白米とは異なります。目的や好みに合わせて使い分けるのがおすすめです。

糖質をエネルギーに変えるビタミンB1

玄米の外皮には糖質をエネルギーに変える際に欠かせないビタミンB1が豊富です。

米に含まれるビタミンB1はほとんどが外皮に存在します。精白後の精白米にはわずか5%程度が残るのみです。

便秘予防や解消に。豊富な食物繊維

玄米は白米と比べて3倍もの食物繊維を含みます。便の量を増やし、便秘解消や予防に役立ちます。

一方でこの外皮は消化が良くないという側面を持ちます。犬に与える際は白米と一緒に混ぜて炊くか、やわらかいお粥にするのがおすすめです。

生活習慣病の予防効果が期待される、不飽和脂肪酸を多く含む

玄米にはリノール酸オレイン酸とい言った不飽和脂肪酸も多く含まれます。

リノール酸は動脈硬化の予防に、オレイン酸は血中コレステロール値のコントロールに効果が期待できる成分です。

ごま | 犬の手作りごはんおすすめ食材

不飽和脂肪酸抗酸化成分を多く含みます。

犬の手作りごはんの香りづけに用いると、犬の食欲を刺激します。犬の食欲が今ひとつな時、食事にあまり興味を示さない時などに、少量を加えるのがおすすめです。

不飽和脂肪酸、抗酸化成分を多く含む

ごまは不飽和脂肪酸のリノール酸、オレイン酸を多く含みます。不飽和脂肪酸は血中コレステロールのコントロールに役立つとさえれています。

抗酸化成分であるセサミン、セサミノール、ビタミンEも多く含みます。

エネルギー代謝に欠かせないビタミンB1も多く含み、疲労回復効果も期待できる食材です。

栄養素を引き出す調理法のコツ

ごまはそのままだと外皮が硬く、消化しにくい食材です。すりごまにすることで栄養素の消化・吸収率がUPします。

ただし、ごまに含まれる不飽和脂肪酸は空気に触れると酸化しやすいため、ごまをするのは使用する直前がおすすめです。

クロム | 犬の手作りごはん栄養学

糖質、脂質の代謝を助けるミネラル。

糖質、脂質の代謝に欠かせないミネラル

体内で血糖値をコントロールするホルモン「インスリン」。このインスリンの働きを活性化するのにクロムが欠かせません。

またクロムは脂質の代謝を高める働きも担っています。

不足すると

インスリンの働きが悪くなり、高血糖になりやすくなります。

過剰症

通常の食事では過剰症の心配はありません。

多く含む食品

クロムは多くの食品に含まれます。特に含有量が多いのは魚介類、海藻類、肉類です。

セレン | 犬の手作りごはん栄養学

セレンは体内に含まれる量はわずかですが、抗酸化作用があり老化防止作用が期待されるミネラルです。

日本の土壌はセレンが豊富

セレンは日本の土壌に多く含まれます。日本の土壌で育てられた作物に豊富に含まれ、魚介類にも豊富です。

そのため、身近で取れた作物や魚を食べていれば犬も十分な量を摂取できます。

過酸化脂質の分解を助ける

私たちの体の細胞膜には不飽和脂肪酸が多く含まれます。不飽和脂肪酸は酸化しやすい性質があります。

細胞膜の酸化により「過酸化脂質」が生まれると細胞が老化しやすくなると言われています。

この過酸化脂質を分解する酵素の成分としてセレンは重要な役割を担っています。

単独でも強い抗酸化作用を発揮するが、ビタミンC、ビタミンEと共に摂取するとさらに強い抗酸化作用が期待できる。

不足すると

心筋や筋力の低下。

過剰症

セレンは毒性が強いミネラルでもあります。過剰摂取は吐き気、下痢、肌荒れなどの症状となって現れます。サプリメントでの大量摂取には注意が必要です。

多く含まれる食品

魚介類、穀物、野菜類に豊富です。特に玄米、小麦胚芽に多く含まれます。

マンガン | 犬の手作りごはん栄養学

骨の形成を助け、活性酸素から細胞を守る抗酸化作用成分の材料になる。

骨の形成を促す

マンガンカルシウム、リンと共に骨の形成を促します。

三大栄養素をエネルギーに変える酵素の材料になる

マンガンは糖質、脂質、タンパク質エネルギーの変える酵素の材料になります。

細胞膜の酸化を防ぐ

私たちの体内では常に活性酸素という物質が発生しています。

活性酸素は外部からの異物の排除の当たるなど、体にとってメリットをもたらすと同時に細胞膜を酸化させるというデメリットも持ち合わせています。

このデメリットを通常は抗酸化作用のある酵素で無害化していますが、マンガンはこの酵素の構成成分になります。

不足すると

通常の食生活で不足する心配はありません。成長期に不足すると発育不全の原因になります。

過剰症

余分は排泄されるため、過剰症の心配はありません。ただし、サプリメントの誤食による大量摂取では中毒が起こる場合があります。

多く含む食品

マンガンは土壌に多く存在するミネラルです。そのため植物性食品に多く含まれます。

小豆、大豆、玄米、ごまなどに多く含まれます。

動物性食品にも含まれますが、ごくわずかです。

ヨウ素 | 犬の手作りごはん栄養学

別名ヨード。代謝を促す甲状腺ホルモンの材料となるミネラルです。

甲状腺ホルモンの働き

甲状腺から分泌される甲状腺ホルモンは、糖質、タンパク質、脂質の代謝を高める働きがあります。成長を促し、皮膚や被毛を健康に保つのに欠かせないものです。

この大切な甲状腺ホルモンの材料として、ヨウ素は欠かせない存在です。

不足すると

ヨウ素が欠乏すると甲状腺腫を引き起こします。しかし海産物を適度に摂取することでヨウ素は十分補えるため、不足の心配はありません。

参考:アブラナ科の野菜(ブロッコリなど)を摂取すると、ヨウ素の吸収が阻害されて甲状腺機能低下症になることを心配される飼い主さんがいらっしゃいます。

確かにアブラナ科の野菜をはじめとする、いくつかの食品にはヨウ素の吸収を阻害する成分が含まれますが、通常の食事量程度の摂取では問題ありません

詳細は下記の記事内「アブラナ科の植物がなぜ、犬にダメと言われるのか?」も併せてご参照ください。

過剰症

通常の食事で過剰症の心配はありません。

多く含む食品

こんぶ、わかめ、海苔などの海藻類、魚介類に多く含まれます。

海藻類は犬の体に良いものですが、種類によっては消化しにくいものもあります。こんぶ、わかめは細かく刻み、加熱して与えるなど調理の工夫が必要です。

銅 | 犬の手作りごはん栄養学

ヘモグロビンの合成を助ける、貧血予防のミネラル。

ヘモグロビンの合成を助ける

銅は赤血球のヘモグロビンが作られる際、必要な酵素の成分になります。ヘモグロビンの材料は鉄ですが、鉄が十分でも銅が不足していると、正常にヘモグロビンが作られなくなります。

貧血の原因となるので注意が必要です。

酵素を構成する成分になる

銅は体の中で働く酵素の成分になります。血管壁や骨を作るコラーゲンを合成する際必要な酵素の成分にもなります。そのため血管や骨の健康維持にも欠かせないミネラルです。

不足すると

貧血、白血球の減少、骨の異常、動脈硬化の原因になる。

過剰症

通常の食事で過剰症の心配はありません

多く含む食品

魚介類、レバー、大豆製品に豊富です。

亜鉛 | 犬の手作りごはん栄養学

皮膚の健康維持に欠かせないミネラル。酵素の構成成分、細胞の形成に重要な働き。

全身の組織に広く分布

亜鉛は全身の組織に広く分布します。特に被毛、皮膚に多く含まれています。亜鉛が欠乏すると皮膚の異常や皮膚炎が起こります。

酵素の成分になる

亜鉛は200以上の酵素の成分として、タンパク質合成に特に深く関わっています。細胞の新陳代謝にも重要な役割を担っています。

多く含まれる食品

魚介類、肉、海藻類、豆類に豊富。特に牡蠣に含まれる亜鉛含有量は100g中13.2mgと際立ってい多いです。

牡蠣を犬に与える際は、加熱の上、消化しやすいよう小さく刻む、すりつぶすのがおすすめです。