ビタミンDはカルシウムとリンの吸収を助けます。強い骨を作るのに欠かせない脂溶性ビタミンです。
血中カルシウム濃度の調整も行なっています。
犬は人の24倍のカルシウムが必要
犬は体重1kgあたりの比較で24倍のカルシウムを必要とします。
カルシウムは吸収されにくいミネラルですが、ビタミンDと一緒に摂取することで吸収率が上がります。
犬の骨の健康維持にビタミンDは欠かせないビタミンです。
犬は紫外線を浴びてもビタミンDを作り出せない
人と異なり、犬は紫外線を浴びても皮膚でビタミンDを合成することができません。食事からしっかり摂取する必要があります。
ビタミンDは小腸でカルシウムとリンの吸収を助ける
ビタミンDの助けを借り、カルシウムとリンが小腸で吸収されると血中カルシウム濃度が上がります。
血中カルシウム濃度が上がると、カルシウムが骨や歯に定着します。
ビタミンDは血中カルシウム濃度を一定に維持する役割も担っています。
不足すると
ビタミンDの不足はカルシウムの吸収を妨げ、健康な骨や歯が維持できなくなります。
過剰症
吐き気を伴う高カルシウム血症、動脈硬化、腎機能障害などの原因になります。
ただし、通常の食生活では過剰症の心配はありません。
多く含む食品
イワシ、鮭に多く、特に魚の皮部分に多く含まれます。
犬に与える際は皮も与えることでビタミンDを摂取できます。
卵黄にも多く含まれています。
植物性食品ではきのこに多く含まれますが、犬の場合、きのこは消化不良となり嘔吐するケースが多いためおすすめではありません。
動物性の食品から無理なく摂るのがおすすめです。
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