魚の王様「マグロ」は犬も大好き!

味も栄養素も優れたマグロは犬にも良い魚です。不飽和脂肪酸DHAの含有量は魚類でもトップクラス。

部位によって栄養素、カロリーが違います。

お刺身でもよし、煮てもよし。

この記事ではマグロの栄養価について解説します。

マグロの豊富な栄養素

タンパク質、脂質(DHA、EPA)、ナイアシン、タウリン、鉄ビタミンB1が豊富です。

豊富なDHA、EPA

マグロのDHA含有量は魚の中でもトップクラス。

不飽和脂肪酸DHA、EPAは血栓、動脈硬化予防で注目される成分です。

DHA、EPAについては下記の記事も参照してください。

マグロは良質のタンパク源

マグロのタンパク質はアミノ酸スコア100。犬の体内でも利用しやすいタンパク質です。

まぐろの血合いには鉄分が豊富

魚の血合いと呼ばれる部分は、見た目の色や味が他の部位と異なるため人の食用には向かないと廃棄されたり、ペットフードの原材料になったりもします。

実はこの血合い部分には「鉄分」が他の部位よりも多く含まれています。

栄養豊富な部分を見た目やわずかな味の違いで捨ててしまうのはもったいない。

是非、犬の手作りごはんでは血合い部分も積極的に利用したいものです。犬は血合い部分も喜んで食べます。

赤味部分はタウリン、ナイアシンが豊富

タウリンはアミノ酸の一種です。肝機能強化作用を持つと言われる成分です。

ナイアシンビタミンB3とも呼ばれます。糖質・脂質・タンパク質の代謝に必要不可欠な物質です。

目的別で部位を使い分けよう

マグロは部位によって、カロリー、栄養素が異なる魚です。

赤身とトロではカロリーが3倍違います。体重コントロールが必要な場合は、脂質が少なく低カロリーの赤味を。

トロには脂質が多く、その分不飽和脂肪酸のDHA、EPAが多く含まれます。

鉄分を積極的に摂りたい場合は血合いの利用がおすすめです。

お刺身でも、炊いても

犬にはマグロはお刺身でもOKです。

マグロが水揚げされるエリアでは、マグロのアラを手頃な価格で入手できます。これを利用して、大根などの野菜と炊き合わせても美味しいメニューになります。

まとめ

栄養価の高いマグロは犬にもおすすめの魚です。

部位によって含まれる栄養素が異なるので、目的に応じての使い分けがベスト。

マグロは生でも加熱でのどちらでもOK。

味付けなしタイプの水煮缶の利用もおすすめです。その際は、犬の体に良い不飽和脂肪酸が溶け出している煮汁も一緒に活用しましょう。