SAE認定犬の管理栄養士アドバンスの諸橋直子です。
「時間がない!忙しい!でも犬のごはんを作りたい!」
というときに、だったらこれでどうですか?というメインの食材たった2品のレシピを公開しました。たまにはこういうのでいいじゃない、と気楽に考えるきっかけにしていただければ幸いです。
「犬だってたまには、時短メニューでシンプルに」が出発点
個人的にYoutubeの料理動画が好きで色々見るのですが、最近人気のアカウントは以下の3つの要素が大きい、と感じることが多いです。
- 時短
- 簡単
- 美味しい!
時短は忙しい現代の生活を反映しています。簡単にできるものなら料理初心者でもチャレンジできます。
あと、美味しい!は絶対欠かせない要素ですよね。
この記事を読んでくださっている読者の皆さんは手作りごはんでいうと、中級クラスの経験者の方が多いように思います。(いただく感想メールなどからの推測です)
そういう方たちは多少工程が複雑だったり、使用材料が多いものでもサクサク作れてしまうと思います。
それでも
「私だって忙しいんだ!たまには楽したい!!!」
という瞬間が、少なからずあるはずです。
そんなとき、材料の数も少なくてシンプルにさっとできるレシピもあると、楽ですよね。
というわけで、今回「メインの材料基本2種類」で簡単に作るレシピを公開した次第です。使用するのメイン材料は、砂肝と大根の2種類です。
これだけで美味しいスープごはんになるので、是非作り方や材料の分量などを動画でチェックしてみてくださいね。
手作りごはんの栄養バランスは1食1食が完璧でなくても良い、という話
シンプルなごはんを公開すると「材料こんなに少なくて栄養バランス大丈夫なんですか?」という疑問を持たれる方が、時々いらっしゃいます。
そういう方はおそらく「犬の手作りごはんは、毎食完璧でないといけない」と考えているのではないでしょうか。
人間でも、毎食完璧な栄養バランスは基本無理です。それを実現できているのは学校給食や、病院食など、管理栄養士さんがきっちりカロリーと栄養価を計算してくれているような場所です。
普通の家庭料理だと、1食1食が完璧な栄養バランス、というのは厳しいと思います。
ではなぜ、その完璧でない食事を摂りながら私たちは健康でいられるのでしょうか?それは1食1食が完璧でなくても、1日~1週間程度トータルで色々食べたり、飲んだりしているうちに必要な栄養素を十分摂れているからです。
この「十分」というのが食事を考える上でとても大切です。
たとえ今日の食事で何かが不足していたとしても、翌日の食事でその分をカバーできればOK。生き物の体にはその程度の柔軟性は、十分に備わっています。
なので、今回ご紹介したような「砂肝+大根」というメイン食材が2種類のシンプルご飯の日があってもいいわけです。野菜とお肉で、栄養にものすごく偏りがあるわけでもありません。そこにごはんを加えれば、立派な食事として成立します。
なので、飼い主さんが忙しい時、ちょっとごはん作る元気がないときは、「つなぎ」程度の気持ちで
さっと作れて美味しい、お腹が満たされるシンプルごはんもいいですよ、というのが今回の動画です。
もっというと、ごはん作る元気がないときはドライフードを使っても良い訳ですしね。
犬の手作りごはんは楽しいものです。そんなごはん作りを楽しく続けるには「無理をしないこと」!
これが大事です。
上手に楽をしながら、楽しみましょう。
犬の手作りごはんは『基本』をしっかり学んでから
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