犬の管理栄養士による犬の手作りご飯レシピ紹介。今回は秋に旬を迎えるサンマを使った、骨も丸ごと食べられるメニューをご紹介します。
EPA・DHAをしっかり摂ろう
秋を代表する魚「サンマ」、9〜11月にかけて脂が乗り美味しさもピークを迎えます。
サンマには犬の必須脂肪酸でもあるDHA（ドコサヘキサエン酸）、EPA（イコサペンタエン酸）が豊富。この２つは動脈硬化、高血圧、痴呆の予防効果が期待される成分でもあります。
犬にとっても良い成分ですが、網焼きにすると肝心の脂が落ちてしまい損失となります。その点、煮物にし煮汁ごといただくレシピであればDHA、EPAをもれなく摂取できます。
DHA、EPAについてもっと詳しく知りたい方は、下記の記事も併せて参考にしてください。
骨までホロホロ、まるごと食べてカルシウム補給！
犬のカルシウム要求量は意外と多く、体重1kgあたりで比較すると人間の24倍必要です。そのため、普段の食事から意識的にカルシウムを摂取させたいところ。
そこで今回はサンマを骨ごと食べられるよう、ホロホロになるまで煮込みます。圧力鍋で20分程度、通常の煮込みであれば40分ほどで、骨まで食べられる柔らかさになります。
材料
(大型 | 犬体重25kg以下×２匹分×2回分)
サンマ…３尾
生トマト…400g(トマト缶の場合は1缶）
ズッキーニ…1/2本
水…100cc
ごはん…適量
作り方
- サンマの頭と内臓を除く。筒切りにして圧力鍋に並べる。
- ズッキーニを賽の目切りに、トマトはざく切りにする。
- サンマの上にトマトを乗せ、水100ccを注ぎ、圧力鍋で高圧20分加圧（普通の鍋の場合は40分煮る）。
- 加圧後、ズッキーニを加えて３分加圧（普通に鍋の場合は、ズッキーニが柔らかくなるまで）。
- 冷ました「4」をご飯に乗せ、犬に与える。
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