Office Guriの諸橋直子です。さて、今日は1通メールをご紹介します。
というオンライン講座受講生の方からお送り頂いたメールです。
この講座にはワークが用意されており、そのひとつが『自分に合った手作りごはんスタイルとその理由について考える』というものでした。
犬の手作りごはん、と一口に言っても実践方法は、人それぞれです。
毎食手作り、という方もいれば、忙しいので時間があるときだけ手作り、という方もいます。手作りに興味はあるけれど、まだちょっと自信がないのでフードにトッピングでしばらくやってみたい、という方もいらっしゃいます。
これは飼い主さんの手作りごはんへの習熟度や、そのために割ける時間の違いなどから生まれるものです。
共通して大切なのは「無理をしないこと」。
可能な範囲で続けるのが大事なんですね。
そんなわけで受講生の皆さんに問いかけた
『自分に合った手作りごはんスタイルとその理由について考える』。
Cardamon23さんよりお送りいただいたメールをご紹介します。
手作りごはんスタイル:Cardamon23さんの場合
手作りごはんスタイル
Cardamon23さん
毎日手作り です。
その理由
まずは、時間的に余裕があります。(フルタイムで仕事していますが、在宅勤務)
自分自身、食を整えることで体調にかなりの変化が出るという経験(風邪をひかなくなった、疲れにくくなった等)をしています。
自分や家族の健康のため、食事作りの際は、いわゆる超加工食品は避けているのに、愛犬にはドッグフードという超加工食品を与え続けることに抵抗を覚えました。
8月に1才になるトイプードルが5ヶ月の頃、Office Guriさんの動画を参考に、
七草粥をあげてみたのが初めての「手作りごはん」でしたが、おいしそうに完食してくれたので、以後、手作りごはん生活に。
小型犬なので1回の食事量が多くないのも、負担なく続けられている要因かもしれません。
Cardamon23さん、ワークをお送りいただきありがとうございました。
時間的な余裕と、ご自身が経験された『食と体調の変化』から、手作りごはんに興味を持たれた過程を、興味深く拝見しました。
フードは確かに便利なものですが加工食品であるがゆえの、短所が有るのも事実です。
そこで今回は「必須栄養素」と「非必須栄養素」という視点で、フードと手作りごはんの比較をしてみようと思います。
「必須栄養素」
=摂らないと健康上影響があるとわかっているもの
「非必須栄養素」=必須ではないが、体に色々とメリットをもたらすものもある
「必須栄養素」「非必須栄養素」
こうして並べると、前者が大事で後者はさほど大事では無いような印象を受けがちです。
でも、実際にはどうなのでしょうか?
「必須栄養素」とは、いわゆる「5大栄養素」のことを指します。
「5大栄養素」は以下の通り:
- 炭水化物
- 脂質
- タンパク質
- ビタミン
- ミネラル
上記栄養素について、人間の場合は1日の摂るべき量=摂取基準量が明らかになっています。カルシウムは650mg以上摂取しよう、ビタミンCは100mg以上、などがそれです。
これは言い換えると、摂取基準量を大幅に下回る食事が続く、または全く摂取出来ない状態が続くと何かしら健康上、問題が起きることが明らかになっている栄養素であることを意味します。
そのため「必須栄養素」=「食事から適量を摂取すべき栄養素」と言われます。
では一方の「非必須栄養素」とは?
「非必須栄養素」には、例えば「ポリフェノール」があります。
「ポリフェノール」は「機能性成分」と呼ばれるものの一種です。
「ポリフェノール」は摂取基準量に特に決まりはありません。つまり、摂取しなくても問題はないと考えられている栄養素です。一方で摂取すると、生体バランスの維持や病気予防に有効なのではないかと注目されている成分でもあります。
これが、「必須栄養素」「非必須栄養素」の違いです。
まとめ
「必須栄養素」=「5大栄養素」
- 炭水化物
- 脂質
- タンパク質
- ビタミン
- ミネラル
「非必須栄養素」
=摂取しなくても問題ないが、摂取することで体に良い影響があると考えられている成分もある
今回はこの違いをぜひ、みなさんに知っていただければと思います。
では、この違いを知った上で「手作りごはん」と「ペットフード」を比較すると、どのような違いがあるのでしょうか?
これについて、次回の記事で更に詳しく解説していきます。興味のある方はどうぞお楽しみに!
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