Last Updated on 2025年12月1日 by Office Guri
圧力鍋に大雑把に材料を放り込んで作る手羽元スープをご紹介します。骨ごと煮るので、骨からの美味しい出汁が楽しめます。また肉はほろほろ、軟骨部分がとろとろになり、食べやすくなるのもおすすめポイントです。
そうめんと合わせてスープヌードルにしています。動画で実際に我が家の犬たちが食べる様子もご紹介しています。ぜひご覧くださいね。

この記事の作成者:Office Guri 諸橋直子
SAE認定犬の管理栄養士アドバンス、JADP認定上級ペット看護士。
手作りごはん歴19年。犬の手作りごはん、アロマテラピー、薬膳など家庭でできる愛犬のケア普及のため活動しています。各種オンライン講座開講中。特に人気の犬の薬膳講座は受講者数250名を超える。犬の手作りごはんの専門Youtubeチャンネル(登録者数4,120名)運営中。
骨のダシって美味しいですよね。でも骨付き肉の調理は面倒、というときに。
骨付きチキンから取れるダシは格別です。でも骨付きモモ肉だと調理が面倒、手羽先はもっと面倒(骨が細かい)、そんなときにおすすめなのが、手羽元で手軽に作るスープです。
【材料大型犬(体重20〜25kg)2匹分】1回分の分量
・手羽元:8本(390g)
・にんじん:1本
・じゃがいも:1個
・水:400cc
・そうめん:1把
【作り方】
- 食べやすい大きさに切ったにんじん、皮をむいたジャガイモ、手羽元、水を圧力鍋に入れ、高圧で加圧20分。その後、圧が下がるまで放置する。
- 手羽元が冷めたら骨を全て取り除く。
- そうめんを茹でる。
- そうめんに手羽元の肉の部分、野菜、スープをかけ犬に食べさせる。
20分の加圧で手羽元は軟骨までホロホロ。ニンジン、じゃがいもも舌でつぶせるやわらかさ。骨を取り除いた手羽元の肉と、麺と合わせてスープヌードルとして完成です。ものすごく簡単でダシもたっぷり出る野菜も柔らかく食べやすく仕上がります。
老犬には特におすすめです。ぜひ作ってみてください。
犬に手羽元と野菜を圧力鍋で煮るだけの、かなり大雑把なスープごはんを作ってみた | 犬に手作りごはん
骨付き肉が美味しいのはなぜ?骨の中にある「髄液」に秘密があります。
骨付き肉が美味しいと言われるのはなぜでしょうか?骨の中にはコラーゲンや旨みがたっぷり詰まった髄液があります。そのため骨付き肉は美味しいとされています。
しっかり加熱したはずなのになぜかフライドチキンの骨の周りが赤くなっていて、加熱不足かと心配になった経験はないでしょうか?これは骨の中に残った髄液が加熱しても赤く残るためです。髄液は加熱すれば問題なく食べることができます。骨付き肉にはない美味しさの元にもなっている部分なので、ぜひ犬の手作りごはんにも適度に取り入れてみてください。
ただし手羽元の骨は必ず取り除きましょう!鶏の骨を犬に与えるのはNGです。
旨みの元となる手羽元の骨ですが、出汁を取った後は必ず取り除きます。加熱した鶏の骨は犬が噛み砕くと鋭く割れ、その先が犬の口の中や胃・腸を傷つける危険性があります。安全にために、加熱した鶏の骨は食べさせないよう注意が必要です。
温度が下がるとスープはプルプルの煮凝りになります!食べやすいので老犬には特におすすめです。
コラーゲンがたっぷり溶け出したスープは、温度が下がると煮凝りになります。ゼラチン質でプルプルのゼリー状になったスープ部分は、老犬にはとても食べやすい形状です。舌で掬い取りやすく、それでいて口の中にはいると体温で溶けるのでとろりと飲み込みやすく、飲み込む力が弱くなってきた老犬には特におすすめです。夏は冷たいままゼリー状で、冬は少し温めてとろみが残る状態で食べさせてあげると良いでしょう。
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