犬に「にんじん」を与えても大丈夫?【初心者向け解説】

にんじんは「β-カロテン」を含む緑黄色野菜の代表。甘みが強く、犬も好む野菜です。

にんじんを犬に与えることは問題ありません。加熱してみ、生でも、お好みでどうぞ。

ただしせっかくの栄養を無駄にせず、しっかり吸収するためには調理法にひと工夫欲しいところです。

この記事では

  • にんじんを犬に与えるメリット栄養価の解説
  • にんじんの栄養素をしっかり取り込むための「調理法

についてお話しします。

犬に「にんじん」を与えるメリット

にんじんの鮮やかな色を作っているのはカロテノイドという色素です。にんじんに含まれるのは「β-カロテン」。高い抗酸化力を持つ色素です。

β-カロテンを摂取するメリット

β-カロテン」には抗酸化作用、免疫賦活作用があることが報告されています。

また「β-カロテン」は犬の体内で必要に応じて「ビタミンA」に変換されます。

ビタミンA」は皮膚や粘膜、目の機能を強化するビタミンです。

ビタミンA」はレバー類に多く含まれる脂溶性ビタミンです。そのため、過剰摂取による「過剰症」を手作りごはんを実践する飼い主さんは心配されることが多いようです。

レバーを少々多く食べたからといって、犬が即ビタミンA過剰症に陥ることはまずありませんが「どうしても心配で気になる」という場合は、β-カロテンを多く含む「にんじん」がお勧めです。

β-カロテンは体内で「必要に応じて」ビタミンAに変換されるため、過剰症の心配がないからです。

レバー類と「ビタミンA過剰症」の関係については別記事で詳しく解説しています。気になる方はご参考に。

にんじんの「葉」や「茎」は抗酸化ビタミンの宝庫

にんじんの体に良い栄養素は何も根の部分だけではありません。損をしないためのポイントをしっかり押さえましょう。

葉、茎の部分には抗酸化ビタミンである「ビタミンC」「ビタミンE」が豊富に含まれています。

もし葉付きにんじんを手に入れた場合は、早く気も捨てず、細かく刻んで炒めるなど「犬が消化しやすい」調理法で犬にも是非食べさせてあげてください。

にんじんの栄養素を効率よく取り入れる調理法・注意点

にんじんは料理法を間違えると損をすることがあります。

皮の部分に栄養がたっぷり!

にんじんは「」の部分に抗酸化成分を多く含みます。そのため、皮を厚く剥いてしまうとせっかくの成分を捨ててしまうことに。

皮は薄く剥くか、気にならないのであればそのままで調理します。

油と一緒でビタミンの吸収率UP!

β-カロテン、ビタミンEは油と一緒に調理すると吸収率が上がります。

まとめ

  • にんじんは抗酸化ビタミンを多く含み、犬が食べても安心
  • 栄養素を無駄にしないためにも、調理法には注意が必要
  • 皮は薄くむく、または皮をむかずそのままで
  • 油と一緒に調理すると、脂溶性ビタミンの吸収率がUP
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