犬の管理栄養士アドバンスによる手作りごはんレシピ。今回は南フランスプロヴァンス地方の家庭料理「ブイヤベース」を犬用にアレンジします。
じゃがいも、新鮮な鱈(たら)、キャベツ、トマト缶等といったシンプルな材料で手軽に作ります。魚は旬でお好みのものを。
シンプルな材料で、さっと作るお手軽ブイヤベース
ブイヤベースは元々、漁師の人たちが「見た目が悪い」「小さすぎる」などの理由で売り物にならない魚を、自宅で美味しく食べるために編み出された料理です。
こうした魚を香味野菜やジャガイモと一緒に煮込み、濃厚な出汁を味わう料理。犬向けにアレンジする際は、ブイヤベースに通常使用される玉ねぎを除き(犬に玉ねぎを与えると溶血性の貧血になる場合があります)、セロリ、キャベツなどに置き換えます。
鱈(たら)
今回は旨味が特に強く、濃厚な出汁が味わえる「鱈(たら)」を使用します。
鱈は通年入手可能ですが、産卵期を迎える秋〜冬が旬とされています。低脂肪で高タンパク、旨味が強く、犬にもおすすめのヘルシー食材です。
材料と作り方
材料
25kg未満大型犬×2匹×2回分
- 鱈:3切れ
- ジャガイモ:2個
- キャベツ:2枚
- トマト缶:1/2
- 水:400cc
- オリーブオイル、ごはん:適量
作り方
- 鱈は骨を取り除き、食べやすい大きさに切る。
- じゃがいもは皮を剥き、2cm程度の角切りに、キャベツも食べやすい大きさに刻んでおく。
- フライパンにオリーブオイルを熱し、鱈を皮目から入れて焼き付ける。ここでしっかり焼くことで、淡白な味わいの鱈にコクが出る。香りもたち、旨味も増すので犬の食欲をそそる。
- 鱈を取り出し、同じフライパンでキャベツを炒める。キャベツがしんなりしたらジャガイモを加えて炒め合わせる。
- トマト缶と水を加えで混ぜ合わせる。
- 鱈を加え、ヘラでほぐしながら全体を混ぜ合わせて10分煮る。
- 冷ましてご飯と一緒に食べさせる。
ご飯の代わりにパスタと合わせても犬が喜びます。
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